うつ病

様々な理由から起きる脳の機能障害のことで、精神的および肉体的なストレスが重なるなどして発症すると言われています。
気分がひどく落ち込み、何事にも興味が持てなくなっていきます。そして何をするにも億劫となり、次第に日常生活にも支障をきたすようになります。不眠や、食欲低下もよく認められる症状です。これらの症状のいくつかが2週間以上続く状態です。
ネガティブな発想に支配されるようになっていき、なんて自分はダメな人間なのだろうと感じるようになります。そして普段であればなんでもないことだったとしても、よりつらく感じるなど、悪循環が起きるようになっていきます。
脳の前頭前野の機能低下、ホルモン(カテコールアミンやセロトニン)の減少によって起こると言われています。
日本では過去12ヶ月にうつ病を経験した人数は、病院を受診していない方を含めて210万人以上という推計もあり、「誰でもかかる可能性がある病気」です。
治療は「休息」と「薬物療法」が主となります。それ以外にも反復経頭蓋磁気刺激療法(rTMS)、修正型電気けいれん療法(mECT)などの治療法もあります。ただし、これらは施行可能な施設は限られており、必要に応じて紹介させていただくこともあります。